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FreeHand の使い方-1 <ペンツールとポインタ> [FreeHandで行こう!]

【FreeHandで行こう!】その5です。           →その1 その2 その3 その4 はこちら

今回から、少しずつ FreeHand の使い方を書いていこうと思います。ガイド本やネット上での情報も少ないですから、関心ある方のお役に立てれば幸いです。

Parka.jpg
■FreeHand 9 のSAMPLEファイルです。ペンツールとブレンド機能だけでこのような絵が描けます。

***

まず、バージョンについて。 STUDIO MX の初期製品には、FreeHand 10が入っていますが、途中からMX(Ver.11)に変わっています。また、STUDIO MX 2004 の FreeHand MX は、Ver.11.01 です。
Ver.11と11.01の差は、若干のバグ修正とアクチベーション機能の有無です。
また、Ver.11は、MAC OS9でも動きますが、11.01は、OSX専用バージョンになります。
但し、Ver.11を、OS9で使用することはお薦めできません。かろうじて動くというレベルですので、ぜひOSXで使用してください。
OS9では、Ver.9の使用をお薦めします。FreeHand 10 は、残念ながらバグが多く、おすすめしていません。(下記の追記を参照の上、是非 MX の使用をお勧めします)


OSは、MACの場合、OSX_TIGER(10.4)まで動作保証されています。OSX_Leopard 環境では、アクチベーションした途端にADOBEから使用させなくするための信号が送信されてきますので、うかつに登録しないで下さい。<以下省略>

追記:2013 ADOBE のアクチベーションサーバ不具合により、2013年以降、アクチベーション無しで使用出来るようにフリーのシリアルナンバーが公開されました。Intel CPU Mac Pro などの SnowLeopard 環境でも問題無く使用出来ます。(裏技による、Lion 以降の最新 OSでの使用方法も公開しております。)→こちらをご覧下さい。
Windows では、最新OS(Windows 7、8も)でも問題無く動作します。 但し MAC版同様、ADOBEのアクチベーションサーバー不具合によりインストール時に影響を受けますので、上記リンクにてインストール方法を確認して使用してください。


私の環境は MAC_OSX_TIGER G5_Quad(2008.03現在) US_keyboard です。以前使用していた G4_1.25GHz_Dual でも軽快に動いていました。
以下の操作方法に関しても、基本、MACでの MX バージョンの解説になりますので、WIN の方、別バージョンの方は、申し訳ないですが推察して下さい。


操作方法の説明に入る前にFreeHand と Illustrator の、設計方針の違いを理解するのが良いでしょう。

ツールに関する設計方針の違いは、Illustratorが、それぞれの操作に対して、なるべくそれぞれに専用のツールを用意し、持ち替えて操作する仕様としたことに対し、FreeHandは、逆に、なるべくツールを持ち替えさせずに共用させる仕様としたことです。

それらツールの違いは、旧くからある ポインタツールやペンツールに如実に現れています。
Illustratorのポインタツールは3つあり、明確に使用方法が分けられ、都度持ち替えて操作することが想定されていますが、FreeHandのポインタツールは基本的には1つです。(MXには ダイレクト選択ツールが付きましたが、それはAIユーザ対応のためで、FreeHandの操作には本来不要なものです)

同様に、ペンツールも、Illustrator は4種類を持ち替え、使い分けることが必要なのに対し、FreeHandは、やはり1つしかありません。(ベジゴンツールはペンツールの機能省略版(簡易版)です。適当に直線を引いて、後から曲線に整えていきます。曲線に整えるには、OPTIONキーでハンドルを操作します。下段参照下さい)


この設計方針の違いは、他のツールにも見られ、概して FreeHandは、ツールを持ち替える回数やマウスの走行距離が Illustrator に比べて圧倒的に少なくて済むと言われてきました。そのかわり、左手のキーボードショートカットに慣れる必要がありますけれども。(Illustratorユーザーにとって、操作が分かりにくいひとつの理由は、それらツールが見当たらないからかもしれませんね。FreeHandでは、ホントに不要なのです。慣れてしまえば、ショートカットの方が便利だという発想です。)
好みや慣れの問題もありますので、どちらが自分に向いているかは、実際に使用して判断していただければと思います。


では、まず Illustrator に4つあるペンツールを、1つで済ませる FreeHand の操作方法を説明しましょう。


ペンツールの使い方:
普通に曲線を書いていく感覚は Illustrator と同じですが、まず、クリックする前に予測されるラインカーブが表示される(ペンツールプレビュー)のは便利だと思いませんか? 適当に線を描いて、まだその先を描きたがっているのが目障りなら、tabキーを押せば描画を停止します。
そのツールのまま再び描き出せば、次のラインが描けるでしょう。もし、さっきのラインにつないで描き足す場合は、最後のポイントを選択します。(いちいち、ポインタツールに持ち替えにいかずに、コマンドキーを押して選択しましょう)
また、描画中にコマンドキーを押しながらドラッグすると、ポイントドラッグ(位置変更)出来ます。

さて、Illustrator のポイント削除ツールにあたるものはありませんが、、、そうするには、単純に 消したいポイントを選択してdeleteすれば良いだけの話です。選択してdelete は、一般的な操作ですから、専用ツール不要は自然な発想です。
終末ポイントを選択すれば、端から順番に消していけます。(途中のポイントの場合は、ポイントを消した時点で、パス全体の選択になりますので、次にdeleteするとパス全体が消えます。途中のパスを削除する場合は、optionキーを押しながらパスを選択し、deleteします。)

ポイント追加ツールはどうでしょう。ポイントではなくパスが選択されている状態であれば、ペンツールのままクリックするだけで、パス上にポイントを追加できます。きわめて簡単、自然な操作ですよね。

ハンドルの出ていないポイントは、OPTIONキーを押しながらポインタでドラッグすればハンドルを出せます。
ポイント種別の切替えはオブジェクトパレットで選択します(CS3も同様)。Illustratorに無い、曲線から直線に滑らかにつなぐポイントも選択できます。ハンドルの削除や自動設定もパレットで設定できます。

等々、これら操作に違和感を感じますか? 面倒な感じを受けますか? いちいち4つのツールを持ち替えるのを面倒くさく感じていた方なら、きっとこの方法が気に入ると思います。

後述:注)双方ともペンツールは、バージョンアップの度に操作性が近づいてきました。新しいバージョンではさほど違いはないようです。上記に書いた違いの部分は、かなり旧いバージョンでの差です。Illustrator のポイント削除に delete が使えない以外は、多少操作性は違っても、Illustrator でもツールを持ち替えることなく操作できるようになっていますね。
ちなみに ペンツールプレビューは、Illustrator CC 2014 の目玉機能として採用されました。(2014.06)




さて、最も良く使うツール、ポインタはどうでしょう。

ポインタツールの使い方:

選択方法:
Illustrator は、直接クリックするか、ドラッグ中に「触れる」ことで選択しますが、FreeHand は、直接クリックするか、ドラッグで「囲う」ことで選択します。むき出しのポイントは別として、パスには触れただけでは選択しません。
なぜか? それは、上の作例のように、複雑に書き込んだ絵の場合、ドラッグで触れるだけで選択してしまうとすると、不用意に意図しないものまで選択してしまう恐れが強くなるからです。(むき出しのポイントは、グループ化することで、触れても選択しなくなります。)
FreeHandの選択方法では、グループ化してあれば、複雑に重なっていても、完全に囲われた領域内にあるグループだけが選択されるために、不用意に意図しないものを選択してしまう可能性を低く押さえることが出来ます。
選択の仕様にも好みはあると思いますが、上記のような理由で、私はこちらの仕様が気に入っています。

Illustratorの選択ツールに慣れ親しんでいて、どうしても触れるだけで選択したいという方は、ツールパレットのポインタをダブルクリックし、「近接感知」をチェックすればIllustrator風に変更することも出来ます。でも、できれば そのままでの使用をお薦めします。後々、FreeHand の操作方法との間に不整合が出てくるからです。

FreeHandのポインタは、選択ツールという位置付けではなく、操作ハンドそのものです。Illustratorも、最近のバージョンでこそ FreeHandのポインタと似た操作性に変わりましたが、昔のバージョンのIllustrator は、拡大・縮小などの操作の際も、ポインタはあくまでも選択のみで、必ず別の編集ツールに持ち替えることが約束事になっていたのです。
柔軟な操作ハンドとして、どう自在に使えるかは、追々説明していきましょう。


ダイレクト選択方法:
Illustrator では、ポイントや部分的なパスを編集するために、ダイレクト選択ツールに持ち替えますが、FreeHandでは、OPTIONキーを押している間はダイレクト選択ツールとして機能するため、持ち替える必要はありません。また、選択してしまえば、通常のポインタツールで編集できます。
(MXバージョンではAIユーザのためにダイレクト選択ツールが用意されました。また、Illustrator風に「OPTION+ドラッグでパスをコピー」がデフォルトになりましたが、こちらもAIユーザのためのものです。それはそれでいいのですが、FreeHand本来の操作法との間に不整合が発生しますので、私の解説の中では どちらも使用しません。「OPTION+ドラッグでパスをコピー」は、環境設定でチェックをはずすようにして下さい)


グループ選択ツール:
ダイレクト選択してから、キーボードショートカットで ネストされたグループをさかのぼっていきます。
ショートカットは、USキーボードにはデフォルトで設定されていますが、JISキーボードにはそのキーが無いため、設定されていなかったと思います。
USキーボードでは escキーの下にある""キーがそれです。英語入力時に機能します。
JISキーボードの方は、お好きなキーに「スーパーセレクト」という機能をショートカット設定すればグループ選択ツールのボタンキーとして機能します。(ちょっと分かりにくいですので、色々試して下さい。これが無いといちいちメニューから 編集>選択>スーパーセレクト を実行する必要があるため必須事項です。)


重なりオブジェクトの選択:(MACでの操作です。Windows は、2ボタンマウスで操作します)
さらに、FreeHandならではの機能として、controlキーとの組み合わせで、ポインタツールがさらに有用になります。
controlキーを押しながらクリックしていくと、重なったオブジェクトは、クリックするたびに、下のオブジェクトを探って選択していきます。この操作は optionキーとの併用も可能で、その場合は、グループ化された重なったオブジェクトも、グループ解除すること無く、下に隠れたものを選択できるようになります。(さらに shiftキーも併用できます。)
実は、この操作性の柔軟さが、Illustratorに対して一番有利と感じる部分で、どんなに複雑に重なっているものでも、狙い撃ちで選択できるわけです。
Illustratorの仕様では、重なった下のものを選択するのは一苦労だと思います。複雑に、何重にもグループ化されていたりしたら、大変ですよね?
FreeHand の仕様では、ツールを持ち替える事なく、ロック機能を使うこと無く、レイヤーパレットにお世話になることも無く、プレビューのままで簡単に出来てしまうのです。
こうした操作は、慣れてしまえば、Illustrator の何分の一という労力で作業が出来るようになります。
SAMPLEのような作品でも、全くレイヤー分けすることなく作成可能なのです。


FreeHand の使い方-1 では、基本中の基本、ポインタとペンツールの使い方、Illustratorとの違いを説明しました。
どんどん、両者の違いを解説していきたいと思います。  続きます。  →使い方-2


追記:INDEX(目次)を作成しました。 →INDEXはこちら
追記:総集編を作成しました。 →総集編はこちら



※キーボードの、コマンド、option、control 表記は、MACのものです。WINの場合は表記が異なりますので推察して下さい。マウスクリックも、2ボタンの場合 操作が変わるようです。


追伸:
ネット検索していて、結構多く書かれていたことに、Illustratorはプロ用の高級品で、FreeHandは廉価品というのがありました。
ちなみに、アメリカ本国での販売価格は、どちらも300ドル(日本円で¥35,000〜¥40,000)で、
FreeHandの日本での価格が正当なものと思われます。
Illustratorの日本語版は異常に高い? ローカライズすると倍ほどにもなるのでしょうか?
決して、FreeHandが安物で、価格差にあるような Illustrator より劣るというものではありません。念のため。






***

シリーズを続けています。初めてお越しの方は、総集編か、カテゴリーTOP(旧い順)からご覧下さい。
  →総集編 では、FreeHand の真の実力をご覧頂けます。
  →続・総集編 は、総集編の続編です。総集編と合わせてご覧下さい。
  →FreeHand_使い方 DTP編、FLASH編など含め、全10編。
  →FreeHand_INDEX はこちら
  →付録編 では、ざっくばらんな情報をご覧いただけます。諸々入れて全10編。
  →Tips編 1分で出来る小ネタ集など。全5編。
  →FreeHand VS CS4 では、最新版の Illustrator CS4 と比較しています。どうよ。
  →FreeHand VS CS5 では、最新版の Illustrator CS5 と比較しています。どうよ。どうよ。
  →FreeHand_入門編 Illustrator の作業が、FreeHand ではこんな感じ。全10編。
  →FreeHand_番外編 実践的に使える裏技テクニックほか、様々な情報を提供。諸々10数編。
  →すごいぞ FreeHand 編 今なお圧倒的な生産性の高さを誇る FreeHand の底力をご覧頂けます。
  →FreeHand VS Illustrator 初期バージョンから最新バージョンまで、ガチンコ比較してみました。

  → FreeHand インストール アクチベーションサーバ廃止に伴い、シリアルナンバーが公開されました。


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