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FreeHand Tips -5:ざっくばらんに [FreeHandで行こう!]

FreeHandで行こう!】その32 <FreeHand Tips -5> です。

このシリーズでは、FreeHand の優位性を紹介してきました。
FreeHand の情報を求めている方や、Illustrator ユーザーの方にも、お役に立てれば幸いです。

今回は Tips 編 その5です。初めてお越しの方は、総集編か カテゴリーTOPからご覧になられるのをお薦めします。

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また、画像が表示されない等、表示がおかしい場合はこちらから再読み込みして下さい。


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お待たせしました! 年度末で仕事が集中していたため、随分日が開いてしまいました。久々の再開です。
Tips 編も 第5回目です。今回も、ざっくばらんに小ネタを紹介しましょう。



■オートトレースと変形
Hand.jpg
Tips編 - 1で、FreeHand のオートトレース機能を紹介しましたが、今回は、もう少し精度を上げてトレースしてみました(一番左がオートトレースしたそのままのもの)。
左から二番目は、投げ縄ツールでポイントを選択し、親指の第二関節を中心にして回転ツールで少し指をそらせてみました。FreeHand の回転ツールはクリックした場所が回転の中心になりますから、いちいち中心を移動させる必要も無く操作性が良いです。人差し指も少し上に延ばしてみました。投げ縄ツールを使用する際に、対象がグループ化されている場合は option キー(MACの場合)を併用します。
左から三番目のは、親指の角度を内側に回してみました。人差し指は中指をコピーして上から重ねてみました。
一番右のでは、親指をさらに内側に回転させました。重なるパスの上下関係で、親指が必ずしも上に来るはずもありませんので、一旦親指部分を削除し、上に重ねてから回転させました。
このように、オートトレースツールで画像をベクトルに変形してしまえば、連続性のあるパスデータになるため、関節を曲げたりすることも簡単に出来るようになります。ちょっとリアル目な取り説画像の仕事で、手の表情が必要でしたので自分の手を撮影してトレースし、指先を動かしてバリエーションを作成した時のものです。
このような作業は、通常 Photoshop でやるのでしょうか? ぼかしたり、なぞったり、描き込んだりと結構大変なことになりそうですが、FreeHand ならトレースから修正まで、数分の作業で出来上がります。
勿論、トレースですから、Photoshop による画像修正とは精度に差がありますので、使い分けることが前提ですが。



■検索置換によるパスの単純化
Simple_point.jpg
トレースの紹介ついでに、関連 Tips を。
パスの単純化は修正メニューにもありますが、こちらで紹介するのは、検索置換パレットに有る同様の機能です。修正メニューの単純化は、選択されたパスを単純化するだけ(IllustratorにもVer.9 以降に同様の機能がつきました)ですが、検索置換パレットによる同機能では、ポイントの数を指定して、「いくつ」以上のポイントがあるパスのみを検索して単純化してくれます。
上の画像では、「50」以上のポイントを有するパスを検索して単純化してくれました。変更したオブジェクトの総数は48と出ています。オートトレースなど、複雑なデータを可能な限り精度を維持したまま、少しでも軽く仕上げたい時などに役立つ機能です。



■検索置換機能あれこれ
上記に検索置換パレットを紹介しましたので、もう少し詳しく見ていきましょう。なかなか役に立ちますよ。


■オーバープリントオブジェクトの検索
Overprint_select.png
当ブログに来られる方で、Illustrator で白にオーバープリント指定してトラブルにあったという方が驚くほど多いことに驚きます。DTP編総集編で紹介しましたように、FreeHand では、白のオーバープリントは自動でキャンセルされるためにそのようなトラブルは起こりませんし、オーバープリントオブジェクトを常に表示して意識しながら作業することも可能です。
選択パレットにも、同検索機能がありますので紹介致しました。上の画像は、環境設定で「オーバープリントのオブジェクトを表示」をチェックした状態の表示です。アルファベットの「O(オー)」が重ねられて表示されます。
環境設定の同機能では、テキストの表示は変わりませんので、テキストのオーバープリントをチェックする際はこの機能を使うと良いでしょう。(ちなみに、FreeHand の墨100%テキストは、オーバープリントがデフォルトです。Illustrator などからコピーしてきたテキストはオーバープリントになっていない場合が多いですので、この機能が役に立ちます。)


■個別変形・回転の置き換え
individual.jpg
個別オブジェクトの変形や回転機能は、本来、変形パレットにあれば解り易いのですが、開発時期の時間差によるのでしょうか、検索置換パレットの機能として提供されています。個々のオブジェクトの中心を起点に個別に変形させる(変形させた状態のものに置き換える)機能です。
以前は、EXTRA のプラグインでも同様の機能が提供されていましたが、MXバージョンは、プラグイン機能を内蔵してしまったので使えなくなってしまいました。Ver.5の頃は、KAI POWER TOOL などのプラグインも、FreeHand にバンドルされていたんですけどもねぇ。懐かしい話になってしまいました。


■オブジェクトに名前をつけて検索
Name.jpg
たくさんコピーして使う予定のあるオブジェクトや、後に探す必要の有るオブジェクトには、名前をつけておけば、後から検索できる機能があります。
名前は、ナビゲーションパレットで付けます。どんなに変わり果てても、グループ化しても、複合パス化しても、一度名前を付けておけば呼んだら応えてくれます。可愛いヤツです。



■コネクタポイント
FreeHand の初期バージョンからある、極々 基本的な描画機能なのですが、Illustrator にはないんですよね。
以前 Illustrator ユーザーの方と話をしていて、是非欲しい機能だと言ってられたので紹介しておきます。
Curve_point.jpg
Illustrator には、コーナーポイントと、スムースポイントの2種類しかありませんが、FreeHand には、もう一つ、コネクタポイントというのがあります。
Illustrator ユーザーの方と話をしていた時、「垂直や水平の直線からスムースなカーブを描くことは簡単だが、任意の角度の直線からスムースに繋がるカーブを描くには、ベジェハンドルを直線の延長線上に正確に引っ張る必要があり、目分量に頼るしかない」とのことでした。 ありますよありますよ、FreeHand には。任意の角度の直線の延長線上に限定させてハンドルを引っ張ることが出来るのですよ。と思わず自慢してしまいました。だいたい、FreeHand には Illustrator に無い便利な機能が満載です。当ブログでは、そんな機能ばかりを選んで紹介してきましたが、こんなに連載が続くほど機能に差があるんですもんね。基本機能のコネクタポイントも、またその一つです。

使い方は次の通り。ペンツールで2点間の直線を引く場合、2点目のポイントをクリックする際に、control キー(MACの場合)を押しながらクリックすると、ポイントはコネクタポイントに変換され、ハンドルは直線の延長線上にのみ引っ張ることが出来るようになります。
ちなみに、普通にクリックしてからドラッグ操作でハンドルを延ばすと自動的にスムースポイントになり、ドラッグ中にoption キーを押すとコーナーポイントに戻ります。普通にクリックするだけだとコーナーポイントのままです。(ハンドルの無いポイントに対しては、描画後、ポインタ+option ドラッグでハンドル操作出来るようになります。ポイントの削除は delete です。追加はペンツールのままクリックで可能です。)書くと長くなりますが、直感的にできる操作です。しかも、ポイント削除も、追加も、切替えも、いちいちツールを持ち替える必要はありません。
また、描画後に オブジェクトパレットから、それぞれのポイント種別をいつでも変更することが出来、ハンドルの出し入れやハンドルの最適化(自動調整)も出来ます。(コーナーポイントは四角、スムースポイントは丸、コネクタポイントは三角形状をしています。)
コネクタポイントを指定しておけば、上記画像のように、どのポイントを移動させても、直線から伸びるカーブは常にスムースに繋がります。(ポイントを等間隔に移動させたコピーを作ってみました。マゼンタのラインが元です。)
Illustrator も、CS5 か CS6 あたりで出来るようになれば良いですね。

追記:コネクタポイントをより詳しく解説してみました。→こちら




■6色分版機能(Pantone ヘキサクローム)
こちらも、Illustrator ユーザーの方と話をしていて、驚かれた機能です。もともとアプリケーション単体で4色分版に対応したのも、FreeHand の方がずっと早かった(FreeHand は Ver.3、Illustrator はVer.7でしたっけ )なんて言う話をしていた時、パントンヘキサクローム6色分版って日本では使ってるところはあるんですかねぇ...という話になりました。
そうなんです。FreeHand は、Pantone hexachrome の6色分版にもアプリケーション単体で対応できると言う、先進ぶり。(5年前に開発終了していたソフトなのに!)
通常、6色分版は、高価な専用の製版分色プラグインなどがなければ出来ないとのことで、Illustrator は、単体では対応していないとのことでした。何なんでしょうね。このアプリケーション能力の差は。おそらく、CS6かCS7で実現されるのではないでしょうか(笑)。ADOBE が、どうしても FreeHand の特許技術を欲しがっていたのはよくわかりますが....。ようやくCS4になって FreeHand のマルチページを導入したところですからねぇ..。遅っ!!
Hexa.jpg
上の画像のアラートは、ヘキサクロームを4色分解する設定であるという確認です。6色分版するには、カラーマネジメントの設定を変更します。(但し、対応するハードデバイスが無いので宝の持ち腐れ状態です..。ビデオもハイビジョンに移行の時代なのに、DTP業界は遅々としてます。独占企業となった ADOBEに やる気がないとどうにもなりませんね)


ちなみに、6色分版では、4色印刷では再現できない鮮やかなオレンジ色や、美しいエメラルドグリーンが再現できます。
RGB画像を CMYK に変換すると、がっかりするほど彩度が落ちますが、そのようなこともかなり改善されます。
FreeHand では、RGB画像をそのまま6色分版できるのです!
Hexachrome.jpg
RGB画像を、そのままRGBの発色に近い色味で印刷出来るなんて、素敵な話だと思うんですけどねぇ。
ADOBEさん、業界牛耳ってんでっしゃろ。お山の大将の Illustrator が出来るようになるのは CS8あたりでっか??



■ハーフトーン指定
6色分版機能は対応しているハードが無ければ使えませんが、ハーフトーン指定は、通常のポストスクリプトプリンタで再現できる機能です。
Halftone.jpg
通常の DTP 制作では、網点の線数などは、製版任せなのではないでしょうか? デザインによっては、部分的な網指定を意図的に操作したい時などもあると思うのですが、Illustrator ではどのようにするのでしょうか? Photoshop で網分解して読込ませるという方法は聞いていますが..。
FreeHand のハーフトーンパレットでは、網点の形状、角度、線数が、オブジェクト単位で指定出来ます。
モニタ表示は、72DPI固定ですからプレビューは出来ませんが、PSプリンタで出力すれば網点が再現されます。(網点で出力可能なタイプのプリンタのみ。OKI の Microline PS シリーズなど)勿論、通常の商業印刷でも使用できます。(EPSファイルで出稿。使用にあたっては製版所と相談が必要です。製版段階の設定でキャンセルされることもありますから)

また、部分的にではなく、全体の線数を一括指定するにはプリント設定ダイヤログで行います。
Print_Dot.jpg
その際、部分的な線数変更を生かすこともキャンセルすることも可能です。
分版ごとの網点角度なども設定・変更できますので、特色版の網点角度も任意に設定できます。


などなど、今回も、Tips として(?)あまり知られていない FreeHand の機能を紹介しました。


当ブログでは、先にも書いたように、主に Illustrator との機能差にスポットを当てて連載してきました。
それは、ADOBE に買収され、将来を断たれた FreeHand が、実は、今なお最新の Illustrator よりも(CS4よりも)、はるかに進んでいるんですよということを実証したかったからに他ありません。( FreeHand ユーザーの最後の意地のつもりでした)

私の周りにいる Illustrator ユーザーとの話や、高校での FreeHand 授業の感触、当ブログへの反響などから、FreeHand の優位性に、ますますの自信と確信を持つことが出来ました。
そして、まだまだ FreeHand を使っている人や、関心を寄せる人も少なからずいることを知りました。
これから FreeHand を始めたいと、わざわざ、ADOBE に取り寄せ注文したという方もおられました。
学生の中にも、学校の授業用だけでなく個人用として買いたいと言う生徒もいました。
そんな方々に、少しでもお役に立てるよう、まだまだ連載を続けていきたいと考えています。
ただ、Illustrator との機能差の紹介は、これでもかというほど書いてきましたので、次回以降は、本当の意味での「FreeHand 入門編」を意識した情報提供で続けていければと考えています。
その前に、半年前に編集した総集編以降の情報をとりまとめた「続・総集編」も編集してみるつもりです。
興味を持って頂いた方は、どうぞお付き合い下さいませ。


   続・総集編をアップしました。

   →Tips編 -6 をアップしました。



   →Tips編 -1 はこちら
   →Tips編 -2 はこちら
   →Tips編 -3 はこちら
   →Tips編 -4 はこちら


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※キーボードの、コマンド、option、comtrol 表記は、MACのものです。WINの場合は表記が異なりますので推察して下さい。マウスクリックも、2ボタンの場合 操作が変わるようです。



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シリーズを続けています。初めてお越しの方は、総集編か、カテゴリーTOP(旧い順)からご覧下さい。
  →総集編 では、FreeHand の真の実力をご覧頂けます。
  →続・総集編 は、総集編の続編です。総集編と合わせてご覧下さい。
  →FreeHand_使い方 DTP編、FLASH編など含め、全10編。
  →FreeHand_INDEX はこちら
  →付録編 では、ざっくばらんな情報をご覧いただけます。諸々入れて全10編。
  →Tips編 1分で出来る小ネタ集など。全5編。
  →FreeHand VS CS4 では、最新版の Illustrator CS4 と比較しています。どうよ。
  →FreeHand VS CS5 では、最新版の Illustrator CS5 と比較しています。どうよ。どうよ。
  →FreeHand_入門編 Illustrator の作業が、FreeHand ではこんな感じ。全10編。
  →FreeHand_番外編 実践的に使える裏技テクニックほか、様々な情報を提供。諸々10数編。
  →すごいぞ FreeHand 編 今なお圧倒的な生産性の高さを誇る FreeHand の底力をご覧頂けます。
  →FreeHand VS Illustrator 初期バージョンから最新バージョンまで、ガチンコ比較してみました。

  → FreeHand インストール アクチベーションサーバ廃止に伴い、シリアルナンバーが公開されました。


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  →FreeHand カテゴリー 一覧はこちら












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